九州大学大学院 工学研究院 エネルギー量子工学部門

エネルギー物質科学講座

エネルギー創生材料学教育分野

研究室紹介

キーワードはリサイクルと安全

 使用済みの燃料は高い放射線を持ち「厄介」なゴミと思われていますが、実は宝の山です。使用済み燃料の中には、使い残したウランだけでなく新たにプルトニウムが生成しています。プルトニウムはウランよりも核分裂しやすい資源です。使い残したウランとプルトニウムを分離した残りは高レベルの放射性廃棄物です。しかし、この中にも有用な物質が多々含まれています。将来はこられを有効利用できるようになりたいものですが、まずはエネルギー資源から。

 そこで本研究室では、将来のエネルギー開発と地球資源の調和を大きな研究目的とし、現在は、次世代の核燃料および放射性廃棄物の処理・処分に関する研究を行っています。

[1] https://www.energy.gov/photos/yucca-mountain

[2] http://www.geologyin.com/

[3] https://commons.wikimedia.org/


核燃料研究

セラミックス燃料を中心に、金属燃料等の研究を行っています。併せて、極限状態物性測定装置の開発も行っています。

ガラス固化体研究

高レベル廃液ガラスを中心に、セラミックス固化体等の製造法や溶出挙動を研究しています。

粘土・岩石研究

モンモリロナイトや花崗岩に対する放射性核種の移行挙動や収着挙動を研究しています。